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執筆者の写真上川達矢

試合期のトレーニング

更新日:6月11日

こんにちは代表の上川です


アスリートの皆さん

ピリオダライゼーションという言葉をきいたことはありますか?

日本語で言うと期分けというのですが


つまり一定期間をいくつかのフェイズに分類して

そのフェイズごとにどんなトレーニングやコンディショニングをするか

という話です





ピリオダライゼーションとは?


例えば

プロ野球でいうと

シーズン中とシーズンオフというのがあるのは

皆さんご存知だと思います。

1年を2つのフェイズに分けることができますよね

シーズンオフは筋トレをしっかりやって身体を大きくします

シーズン中は試合があるので筋トレの比率は下がります


ものすごくおおざっぱですがこれもピリオダライゼーションです


実際は

・プレシーズン(シーズン前)

・インシーズン(シーズン序盤)

・ポストシーズン(シーズンの山場)

・オフシーズン(休養期間)


など分類によってはさらに細かく分けられますが

ピリオダライゼーションのお話はひとまずここまでとしておきます


学生アスリートの場合


今回は学生アスリートの皆さんのお話をしたいと思います


プロスポーツのように明確に

シーズンとシーズンオフが分かれていない競技も

少なくないと思います


となると

筋トレして筋肉をつけなきゃいけない人も

数か月試合がなく筋トレに集中できる

というパターンはあまりありません


常に試合や練習試合

レギュラーや選抜に選ばれるための

大事な練習などが

年間を通してコンスタントにやってきます


そういったスケジュールの合間を縫って

身体の強化を目指して行く必要があるので

うまく計画的にやらないと


・疲労がたまったまま試合に臨まなければならない

・筋トレと筋トレの間が空きすぎて効果が出ない


などの問題と戦う必要があります


ただ今回覚えてほしいことはひとつです


「試合直前でも筋トレをして良い」


どういうことか説明します


「試合があるからと筋トレをしないと

トレーニング間隔が開きすぎて効果が出ない」


「試合直前に筋トレしすぎると

疲労がたまってパフォーマンスが下がる」


この二つが前提条件です


ただ二つ目の条件

ポイントは筋トレ”しすぎると”というところです


疲労をためるようなメニュー構成でなければ

試合直前はむしろ筋トレしたほうが

試合当日のパフォーマンスが上がる場合があります

それは

大きい負荷に神経の働きを慣らしておくという筋トレの役割です


ですので

疲労をためないために

自身の能力のギリギリ近くの力発揮はしておく

種目数はあまり多くしない(スクワットなどの多関節運動がおススメ)

セット数やセット中の回数も多くしない→量を求めない


という部分に気を配っていれば

トレーニングは時に推奨されます


そしてこのような形で

適切にトレーニングを実施していれば

トレーニング感覚が空きすぎて

筋肥大ペースが落ちることもある程度解消されます


そうやって本当に一番大切な時期に

最高のパフォーマンスを発揮できるよう調整していくのが大事です



まとめ


アスリートにとって

ピリオダライゼーションは

とても大事な考え方です


特にトップを目指すなら

決まったシーズンをどのようにコントロールするかは

成績に直結してきます


しかし学生アスリートには

ピリオダライゼーションの考え方はとても難しく

ついつい優先順位を決められないことが多いでしょう


ただ、成長を止めずに

成績を出していくうえで

試合前のトレーニング方法を覚えておけば

ある程度コンスタントな成長・パフォーマンスを維持できます


今回はそんな一部分を紹介しました



LOAFER

代表 上川達矢

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