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執筆者の写真上川達矢

歩幅は無理やり広げない 踵から着地しようとしない

更新日:6月11日

こんにちはスタッフの上川です。

これも以前ヘルボで書いたブログです



ブログでは何度も申し上げていることですが

最近またTV放送の影響で


「歩幅を広げて」「かかとから着地」の


意味を間違って認識してしまった方々のお話しを

耳にしましたので

改めてこの内容についてお話ししようと思います。

大前提として

「歩幅が広がり、かかとから着地していること」自体は歩行にとって

良いことです。

しかし、”意識”として

「歩幅を広げよう・かかとから着地しよう」

全く話が別なんです。

もともとの身体の使い方が相当に良い人でなければ

間違った歩き方を招く”意識”の仕方になってしまいます。


歩行のキーは上半身


これはヘルボのブログでも以前紹介させていただきました。


膝や腰を痛めにくい歩き方というのは


太ももの裏側の筋肉ハムストリングスが良好に働いている必要があります。


太ももの前の筋肉である大腿四頭筋ばかり働いていると、膝や腰を痛めやすくなります。




そして


ハムストリングスが働くためには


上半身が地面に対して垂直に近い良い姿勢である必要があります。

前かがみになっていると


ハムストリングスの働きである股関節の伸展

→脚が身体の軸より後ろ方向に動くこと


という働きが起きません。


太もも(赤色)が身体の軸(黄色)より後ろに下がる動き→股関節伸展





前かがみだと太ももは身体の軸より前か一直線程度になる


なので、

脚の筋肉どうこうを考えて歩くのではなく


まずは上半身の姿勢が維持できているかが


歩き方の意識のポイントになります

姿勢の維持は目線に依存する


姿勢というものは目線の方向にとても影響を受けます。


上を見ようとすれば頸椎は反りますし


下を見ようとすれば頸椎は曲がります。


そして頸椎は背骨のことですから


背骨全体の状態にも強く影響してしまいます。

つまり

「下を向いて歩けば猫背で歩くことになる」

単純な話です。

意識は目線をコントロールする


さてここでようやく最初の話に戻ります。


歩幅を広げよう・かかとから着地しよう


こう強く思って歩くと人はどこを向いて歩くでしょうか

多くの方が下を向きます。

室内のウォーキングレッスンでは安全かつ

鏡に映る自分が見えるので前を向いていても

外に出れば足元が気になりますし


鏡がないので自分の状態が気になって仕方がありません。

多くの人は自身の視界に自身の身体が入っていないことに慣れていません。


見えている=安心です

そうして下を向いて歩幅を広げようとしたり


踵から着地しようとすると


ブレーキの筋肉であり膝痛や腰痛を引き起こす

大腿四頭筋ばかりが働いてしまう歩き方になります。

こうして脚のことばかり意識しすぎた結果

結局”悪い歩き方”になってしまうのです。

まとめ


歩幅がやや広く

結果としてかかとから着地している歩き方は

良い歩き方です。

しかしそれはまず

上半身の姿勢・目線・腕の振りなどを意識した歩き方の”結果”

そうあるべきだということをご理解ください。

現在歩き方が悪い人が最初に意識すべきは

そして

一番多くの間違いは

歩幅が広がる方向は

前ではなく後ろであるということ。


このあたりはまた改めてブログにしたいと思います。





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